これまでのストーリー

530年前。世界のIT技術は目まぐるしく発展していき、電子世界、通称【デジタルワールド】と呼ばれる世界で殆どの人間が過ごしていた。
そんな中、デジタルワールドで悪事を働くことで幸せを得られると信じる存在【ヴィラン】が現れ始めた。彼らは人ならざるものと契約をし、【カタストロフィ】と呼ばれる力を得た。彼等の正体は人間が進化した【新人類】という存在であり、世界は【マザーセル】――777人の脳を材料に生み出された機械により滅ぼされかけていた。
生き残るか滅亡を選ぶか。選択を迫られた彼らは滅亡への道を進み、世界は灰色となった。


それから500年後、今より30年前。世界に緑が芽吹き始め、あらゆる生き物が再び姿を現し始めた頃の話。灰色だった世界は確かに息を吹き返したものの、生き物達が暮らしていたのは広い世界の1割にも満たない、小さな大陸であった。やがて急激な人口増加に悩まされた世界は、未だ人の手が入っていないとされる新大陸に目をつけ、開拓を決意。感情を元にした不思議な力【シュリュッセル】を使える者達を集め、彼らを【開拓者】として行動を起こした。
彼らの目的は2つ。未開拓の地を探索し、住みやすい環境へとすること。そして、滅んだ世界の能力を宿した遺産【トラース】を回収すること。様々な土地を渡り歩いた彼らはついに500年前の文明が未だ残る地を発見し、その土地を中心として国家を確立。民主主義を掲げて歴史を紡いでいくのであった。