用語集

約530年前。ヴィランという新人類が存在していた世界。現実世界(アナログワールド)と電脳世界(デジタルワールド)の2つの世界が存在していたが、マザーセルという777人以上のヒトの脳を使った機械によって滅ぼされた。残った人類は生存か絶滅かの二択を迫られ、絶滅を選んだ事で世界は一度崩壊した。

現実に酷似した電脳上の世界。無限に広がる空間を持ち、思考を飛ばすことでこの世界へ移動出来た。人々は現実世界とは異なる姿をしたアバターで生活しており、現実世界以上の体験を可能としていた。

シュリュッセルと呼ばれる七つの大罪の感情を元に能力を使える者達。彼らは身分制度があった時代にありながら、大国アーレスに所属する身分に囚われない立場にいた。彼らの役目は未開の地の開拓以外に、トラースと呼ばれる世界が滅びる前に存在していた遺産の回収・解析も含まれていた。彼らは今はアーレスに集められており、監視されている。

世界が滅びる前に存在していた遺産の中でも、無限に水を沸かせる水筒や、開けると災害を振り撒く赤い箱など、異質な能力を保有している物品を指し、文明の発展に役立つ物から世界を滅ぼしかねないものまで幅広く存在する。現在は職人達がトラースを製造する技術を開発しており、それによって文明をより発展させていっている。

世界が滅びる前から存在する塔であり、如何なる環境であっても風化せず正常に起動し続けるという能力を持ち合わせているトラース。530年前にはマザーセルの保管所として、30年前は開拓者の基地として、現在は職人達の寄り合い所として利用されている。地下は保管庫・1階は住宅エリア・2階博物館・3階は治療室・4階は図書館・5階は制御装置などが置かれている。

この世界の仮想通貨。現在では硬貨や札などはなく、全て電子マネーで支払われることとなっている。1Gでパンが買えて、10Gでいい食事ができる。

物品を作成、修繕するなどといった様々な技術を持ち合わせた人々。職人の中でも腕利きの者にはアルスと呼ばれるトラースと同じように力を持つ道具を所有する者もおり、彼らを匠と呼ぶ。新人などアルスを持ち合わせていない者は弟子と呼ばれる。職人がつけられる弟子の数は1〜2人まで。弟子は「決してアルスに触れてはならない」という暗黙の了解があり、破ると罰せられる。

職人達が結成した相互扶助集団。例えば寿司職人ギルドならば寿司職人達が集うといった形である。ギルドとして認められるのは3人以上の構成員を有している事が条件であり、それ以外の場合は非公認ギルドと呼ばれている。公認ギルドだと国からの依頼が舞い込んできたりすることがある。また、別の国で住んでいるギルドメンバーから、現地の材料を安全に送れるなどのメリットがある。

匠と呼ばれる職人が偶然に生み出した、能力を持つ道具のこと。切り始めると服が出来上がっている仕立て鋏など、常識では考えられない能力を秘めている。なお、この力は偶然な故に、匠であろうと自分の好みな能力を作ることはできない。道具である為、他人に譲り渡す事も可能である。